最高値が続く物価の優等生“たまご”の卸売価格がさらに上昇し、きょう、最高値を更新しました。鳥インフルエンザによる殺処分は今シーズン1600万羽を超えています。

JA全農たまごによりますと、たまごMサイズ1キログラムあたりの卸売価格はきょう時点で345円となり、統計開始以来、最高値を更新しました。

たまごの高値は去年の年末から続いていて、鳥インフルエンザによる殺処分で供給量が減少したことが主な要因です。

今シーズン、すでに1600万羽以上の鶏などが殺処分の対象となっていて、全国で飼育される採卵用の鶏の1割を超えています。

農水省は、たまごの供給に影響が出ないよう、生産者に対して鶏の採卵期間を延ばすなどの要請をしています。