「大好きな海を守りたい」と静岡県沼津市の中学生が描いた絵が各地に展示されています。市民が環境問題を考えるきっかけになっています。
4月30日、JR沼津駅の駅ビルにある鮮魚店の一角に1枚の絵が飾られました。ゴミであふれる海の中と、そこに暮らす魚が描かれています。
<三鮮商事 川副久信 取締役>
「色使いから素晴らしいなと思いますし。絵があることで、売り場全体が温かい雰囲気になると思うので」
この作品を描いたのは、鈴木翔太さん、中学1年生です。
海や魚が大好きな翔太さんは3歳から、深海魚の絵を描き始めました。これまで、静岡県内外で多くの個展を開き、原画やグッズの売り上げの一部は海洋ゴミ問題に取り組む団体などに寄付しています。
<鈴木翔太さん>
「これがプラスチックごみです。すごく細かい。ビニールが魚にかかっていて、あとサンゴが泳いでいたり、ゴミが絡みついていたり」
この絵は翔太さん、小学4年生の時の作品です。プラスチックごみやペットボトルなどのゴミとともに生活する魚たちが描かれています。いくら、掃除をしてもゴミは一向に減らず…魚たちは生きづらそうにしています。
<鈴木翔太さん>
「海の中がきれいになってほしいのと、この問題を知ってもらったり、興味を深めてもらうために描きました」
「もしかしたら、将来魚が食べられなくなってしまうかもしれないし、そういうことになってほしくないから」
この作品はいま、沼津市のクリーンセンターに展示されています。
<沼津市クリーンセンター管理課 久保田美保 課長補佐>「絵を見て、環境問題を知って興味を持ってもらうことから始めていただいて、SDGsの目標に取り組もうと興味関心が湧いてくれることを期待している」
難しい環境問題を翔太さんの絵を通して、幅広い世代の人に関心を持ってもらおうという狙いがありました。
<訪れた人>
「ゴミが海の生物、地上の生物に影響を及ぼしているという鋭い観点がいいと思います」
「大人も見習うべきだと思う」
翔太さんが「大好きな魚や海を守りたい」との一心で描いた一枚の絵。
<鈴木翔太さん>
「とにかくゴミを捨てないでほしいし、こういうことを知ってもらって、まだ知らない人たちにも伝えてほしい」
この絵は、私たちが見て見ぬふりをしてきた海が抱える問題を考えるきっかけになっています。
5月4日放送
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