愛媛県松山市ではコロナ後の観光需要の高まりを見据え、温泉地・道後の老舗旅館が新たな朝食ビュッフェを始めます。
狙いは瀬戸内食材のPRによるインバウンド客の取り込みです。

(参加者)
「迷っちゃいますね、食べきれなさそう」

道後の老舗旅館、大和屋本店が15日招待客を招いてプレオープンしたのが来月新たに始まる「朝食ビュッフェ」です。
愛媛など瀬戸内の食材などを使った100種類以上の料理が並びます。

旅館では現在、和食などの定食形式で朝食を提供していますが、コロナ後の観光需要の高まりを見据え、より多くの料理を楽しめるビュッフェを初めて取り入れました。

(香川からの観光客)
「コロナ(の感染者数が)すごいときはビュッフェが心配だったがかなり落ち着いてきたのでビュッフェスタイルで色々なものを自分でとるのが元々好きだったのでそれができてすごくいい」

(旅行関係者)
「地元のものを使っていると思うが需要もあると思うので効果はあるのかなと期待しています」

ビュッフェのメインは、自分で盛り付けることができる海鮮丼。私も宇和海産のタイや伊方町産のシラスなどをご飯にたっぷりと乗せてみました。

(山田祐也アナウンサー)
「贅沢の一言に尽きますおいしいです愛媛の海のパワーが伝わってきます」

旅館では「食」で瀬戸内をPRすることで今後、インバウンド客の取り込みに期待を寄せています。

(大和屋本店・奥村勇太専務)
「道後のマーケットは海外の人が10%くらいだったがコロナ禍を経て今でやっと1%くらいになってきている 我々、旅館や観光地は頑張っていますのでそういったところを目いっぱい楽しんでいただければと思っている」

大和屋本店の朝食ビュッフェは来月2日から当面、宿泊客限定で振る舞われます。