時期外れの大漁を!「寒ブリ打線」を期待する氷見市民

おらがまちのチームへの愛情は野球部OBだけではありません。

女性:「子どもたちも氷見高校出てるので自分の実力を出し切ってほしいね。本人たちはもちろんのこと住民たちも試合を待ってる。大変うれしいことだと思います」

女性:「顔なじみのお子さんなので今回は特に頑張ってほしい。また2、3回戦に進んだら私もバスに乗って行きたいです」

           

男性:「青野君とかあの子は知ってるよく頑張ってる中学の時からしっかりしてた。本人らはもちろんのこと住民たちも待ってる」

甲子園での勝利、そして、氷見ナインが「寒ブリ旋風」を巻き起こすと確信する人たちも。

浜井フードセンター浜井さん:「こんなブリみたいに頑張ってほしいの。いいぶりや!地元として盛り上げたいという気持ちで。やっぱりお客さんも関心持ってる」

30年前は、氷見高校の甲子園を祝うかのように試合の翌日、定置網にブリが大量にかかったという伝説が残っています。

浜井さん:「30年前もね、街中あげて甲子園に行った。次の日、ブリ大量やった。2000本。びっくりしたこんな時期にとれるはずもないのに」

記者:「今回も?」

浜井さん:「期待してる。せめて1勝だけでもね」

日に日に迫る憧れの甲子園。3月になり雪がとけ、グラウンドで練習ができるようになりました。大量のブリをも呼び込む「寒ブリ打線」は、ひと冬を越し力強さを増しました。

「カキーン!」

打撃練習にも力が入ります。一方、マネージャーたちは選手のイメージカラーにそれぞれの背番号を刺繍したお守りを作っています。

マネージャー:「まずセンバツで1勝してしてほしくて決まった日からマネージャーで買出しに行ってお守りを毎日作ってきた」

対戦相手が決まり、いよいよ本番モードに突入。

互いのプレーを確認しながら高校での最終調整を終えました。投打の中心で勝利のカギをにぎる一人、青野選手も準備は万端です。

投打の中心青野拓海選手:「1つ1つしっかり勝って行って手前の相手にまずは1勝して勝ち進むたびに先をあまり見ず勇気や感動を届けられたらいいなと思います」

30年ぶりの春のセンバツで悲願の一勝を。氷見ナインは市民の期待を背負い夢舞台に立ちます。

大澤祥吾主将:「甲子園で氷見高校初勝利、氷見市民へ初勝利を届けられるように。自分たちにすごい期待してくれているのでそれにあとは答えるだけだと思うので声を力に変えてがんばりたいと思います」

氷見の初戦は今月23日の第2試合で東北と山梨学院の勝者と対戦します