中米・ホンジュラスのカストロ大統領が中国と国交を樹立する方針を示したことについて、中国政府は「声明を歓迎する」と表明しました。一方、現在、外交関係がある台湾は強く反発しています。

ホンジュラスのカストロ大統領は14日、自身のツイッターで、中国との国交樹立に向けた手続きを始めるようレイナ外相に指示したことを明らかにしました。

カストロ氏の表明に、中国政府は。

中国外務省 汪文斌報道官
「ホンジュラス側の関連声明を歓迎する。中国は『一つの中国』の原則に基づいて、ホンジュラスを含む全世界の国々と友好協力関係を発展させることを望む」

中国外務省の汪文斌報道官は181か国が中国と国交を樹立しているとし、「中国と国交を持つことが歴史の発展と時代の進歩の流れに沿った正しい選択であることを十分に証明している」と強調しました。

一方、台湾の外交部はホンジュラスに対して「深刻な懸念」を伝達したと発表。

「中国のわなにはまり、台湾とホンジュラスの長年の友好関係を損なうような誤った決断をしないよう注意する必要がある」としています。