定期検査中の伊方原発3号機で15日未明、燃料を取り出す作業中に、水中に設置された検査用のカメラが映らなくなくなる不具合が発生しました。およそ2時間後に復旧し、定期検査に影響はないということです。

県と四国電力によりますと、15日午前3時50分に定期点検中の伊方原発3号機の「燃料検査ピット」内で、原子炉格納容器から燃料集合体を取り出す作業中、水中カメラの映像が暗くなり見えなくなったということです。

このカメラは、監視用とは別に設置された、燃料集合体の外観を確認する検査装置の一部で、その後の調査でカメラに入る光の量を調整する装置に不具合があることが判明しました。
装置に流れる電流値を調整したところ、およそ2時間後に通常の状態に戻ったことから、作業を再開したということです。
四国電力は定期検査に影響はないと説明しています。

不具合のあった検査装置は、およそ4カ月前に取り替えたものということで、四国電力は、今後、原因の調査を行う方針です。