国宝・松本城で、冬の間、庭園の木々を雪から守ってきた「冬囲い」を外す作業が行われました。


冬囲いの取り外しには、松本城の保存活動に取り組んでいる「松本古城会(こじょうかい)」のメンバー17人が参加しました。

本丸庭園には48本のボタンが植えられていて「わらぼっち」と呼ばれる、わらで作った囲いを丁寧に外すと、緑色に膨らんだ新しい芽が顔を出しました。

(古城会のメンバー)「あったかい春の日を浴びてきれいな花を咲かせてほしい」「松本城は観光客が大勢来て、天気になるし だいぶにぎやかになるのでは」


松本城管理事務所によりますと、観光客は堅調に推移していて、3月1日から14日までの来場者数は2万1000人余りと前の年の2倍以上に上り、コロナ前の2019年と比べても1.2倍に回復しています。

あと2週間ほどで桜の開花も予想されていて、松本城は本格的な春の観光シーズンを迎えます。