日本と台湾で大ヒットした映画「KANO」の主人公、近藤兵太郎の姿を描いたミュージカルが愛媛県東温市坊っちゃん劇場で上演されることになり、14日、制作発表が行われました。

来月から坊っちゃん劇場で始まる新作ミュージカル「KANO-1931甲子園まで2000キロ-」。

14日の制作発表には、脚本を担当した羽原大介さんや主演の神敏将さんらが出席しました。

今作の主人公は「台湾野球界の父」と呼ばれる松山出身の野球指導者近藤兵太郎です。

1919年に松山商業野球部を初の甲子園出場に導いたあと、当時、日本の統治下にあった台湾へと渡り嘉儀農林学校野球部の監督に就任。

作品では、兵太郎が漢民族と日本人、そして台湾の先住民からなるチームをまとめ上げ、就任からわずか1年で甲子園で準優勝に導く姿を描きます。

2014年には近藤兵太郎をモデルにした映画「KANO」が日本と台湾で大ヒットし、台湾で「KANOブーム」が巻き起こりました。

ミュージカルで兵太郎役を務める神さんは、作品の魅力をこう語りました。

ミュージカル「KANO-1931甲子園まで2000キロ-」は、4月1日から坊っちゃん劇場で上演されるほか、2024年夏ごろに台湾での公演も目指し準備を進めています。