長野県の「子ども支援委員会」は、長野県内の小中学校で起きたいじめと体罰それぞれ1件について、県教育委員会に再調査などを求める勧告を行いました。

このうち1件は、2019年5月に小学校で児童がいじめに遭い、長期の不登校になったと訴えた事案で、もう1件は、2021年3月に中学校で生徒が教員からの体罰を受け、心身の苦痛を受けたと申し出た事案です。

子ども支援委員会では、本人や保護者、学校からヒアリングを行った結果、いじめや体罰への学校の対応が適切でなかったなどと判断し、県教委に再調査を求める勧告を行いました。

勧告は、2015年に子どもの人権侵害救済の機関として委員会が設置されて以来初めてです。