6年生の娘を亡くした 佐藤かつらさん:
右の3人がちょっと背が高い。上級生の女の子3人で、左が下級生の男の子3人かなという感じ。


西垣友香キャスター:
六地蔵をご覧になってどんな印象でしたか?
6年生の娘を亡くした 佐藤かつらさん:
私たちの地区の6人は本当に仲が良くて、本当にそのままの作品をいただいたと思います。

紫桃さよみさん:やっぱり重い。
佐藤かつらさん:これ抱えていけるかい?
紫桃さよみさん:抱えて行けますよ。

重さおよそ5kgの六地蔵を自分たちで持って帰ることにこだわりがありました・・・。
子どもを亡くした遺族:
この重さが、子どもの重さとちょうど感じられるものがあるんじゃないかと思っていて。

紫桃さよみさん:
必ず抱いていくって言うんですよ、抱いて帰りたいって。
浜田彰三さん:
気持ちを聞いて、こちらこそ感謝しないといけないなと。良い仕事をさせていただいたと思います。
震災で亡くなった子どもたちを思い、作られた六地蔵は山梨から「故郷」の石巻市に帰っていきました。

そして2023年3月5日、子どもたちがよく遊んでいた石巻市福地地区の寺で六地蔵の供養式が行われました。

桜並木を眺めることができる場所に設置された六地蔵。

台石につけられたプレートには「故郷に抱かれて」と書かれています。

式には浜田さんも出席しました。
浜田さんには遺族は六地蔵を見て子どもたちを思い出し、懐かしんでいるように見えたそうです。