東日本大震災の津波で、児童ら84人が犠牲になった小学校があります。
宮城県・石巻市の大川小学校です。
その遺族のために、山梨県富士吉田市の彫刻家が六地蔵を制作しました。
六地蔵は3月5日に子どもたちの地元・石巻市福地地区の寺で供養式が行われ、お披露目されました。
このおよそ5か月前、遺族は山梨を訪れ、六地蔵を受け取りに来ていました。遺族が六地蔵と対面し、語った想いとは…
6体がどこか楽しげな表情で並んでいるようにも見える、六地蔵。

制作したのは、富士吉田市の彫刻家 浜田彰三さんです。

この六地蔵、ある思いが込められています・・・・
宮城県石巻市の大川小学校。
東日本大震災による津波で児童ら84人が犠牲になりました。

浜田さんは震災があった2011年に子守り像を制作。
大川小学校の校舎前に設置されました。

浜田彰三さん(当時):
つらい気持ちを少しでもこの像に話していただければ、そういう思いで作らせていただきました。

2022年10月15日、浜田さんの工房に訪れた人たちがいます。