去年3月、長崎県小値賀町で知人の胸などをハサミで何度も刺し殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われている男の裁判員裁判が、13日長崎地裁で始まり、男は「殺意はなかった」として起訴内容を一部否認しました。
殺人未遂の罪に問われているのは小値賀町の畜産業・吉村重利被告(73)です。
起訴状などによりますと、吉村被告は小値賀町の農道上で知人の男性と口論になり、車に載せていた農作業用のハサミで男性の胸などを多数回刺し殺害しようとしたとされています。
長崎地裁で13日に開かれた裁判員裁判の初公判で、吉村被告は「殺すつもりはなかった」と起訴内容を一部否認しました。
裁判は殺意の有無が争点となっていて、検察側は冒頭陳述で、不仲だった被害者から「バカと悪態をつかれたことで怒りが爆発し犯行に及んだ」と指摘。一方、弁護側は「こわい目に遭わせてやろうと思った」ものの殺意はなく、凶器が「揉み合いのなかで刺さってしまったようだ」などと反論しました。
次回公判は14日開かれます。
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