ウクライナでロシアによる攻撃が続く中、東部の要衝バフムトにおける戦況が悪化していると、ウクライナの国防次官が明らかにしました。

地面に大きな穴があき、車は真っ黒に焼け焦げています。

ウクライナ南部ヘルソンの地元当局によりますと、11日、ロシア軍による砲撃がスーパーマーケットの駐車場に着弾し、3人が死亡しました。

また、激しい戦闘が続く東部の要衝バフムトについて、ウクライナの国防次官は10日、「状況は悪化していて、敵はウクライナ軍の防衛を突破しようとしている」と明らかにしました。

こうした中、タス通信によりますと、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏は11日、「バフムトの中心部から1.2キロの地点まで進軍した」と主張。

一方、イギリス国防省は、「ウクライナ軍は西側の要塞化した建物から砲撃できるため、ワグネルの部隊によるさらなる攻撃は困難」との見方を示しています。