東日本大震災の発生から11日で12年です。愛媛県松山市の石手寺では法要が開かれ、県内で避難生活を続ける被災者らが犠牲者の追悼と復興への祈りを捧げました。

松山市の石手寺で開かれた法要には県内で避難生活を続ける被災者らおよそ20人が参列し、地震発生時刻の午後2時46分に黙とうを捧げました。

その後参列者は、読経が流れる中、静かに手を合わせ、犠牲者の追悼と一日も早い復興を祈っていました。

(福島・双葉町から避難澤上幸子さん)「時の流れを早く感じて12年ってあっという間だと思う」
(福島・南相馬市から避難渡部寛志さん)「いつまでこの生活、福島を離れる生活を続けるかは避難者共通の悩み、問題かなと思う」

東日本大震災では津波などによっておよそ2万人が死亡し、2553人が行方不明のままです。
また、現在もおよそ3万1千人が全国で避難生活を続けています。