2月22日に86歳で亡くなった元長野市長=塚田佐(つかだ・たすく)さんの葬儀が11日、長野市で営まれました。

葬儀には阿部守一(あべ・しゅいち)長野県知事や長野市の加藤久雄(かとう・ひさお)前市長をはじめ、大勢の関係者が参列しました。

弔辞を述べた荻原健司(おぎわら・けんじ)長野市長は、塚田さんが在任中に実現させた1998年の冬季オリンピックの招致を最大の功績とし、当時の思い出を振り返るように語りました。

(荻原健司市長:弔辞)「自ら先頭に立ち、長野の熱意を世界に向けて強力にアピールし、常に情熱を持って行動されました」「スポーツを通じて人類の平和を願い、世界各国の友好の輪を広げることを実現した夢のような時間であり、長野市が世界のナガノとなった瞬間でもありました」

献花に訪れた人たちは、祭壇の中央に飾られた塚田さんの遺影に手を合わせ、別れを惜しんでいました。