2万2000人をこえる死者・行方不明者を出した東日本大震災からきょうで12年です。被災地では大切な人への鎮魂の祈りに包まれています。

岩手県宮古市では11日の朝、津波避難訓練が行われました。

午前6時に地震が発生し、大津波警報が出されたとの想定で行われ、このうち田老地区では市民が次々と避難場所となった海抜およそ22メートルの赤沼山を登ると、さらに上の高台をめざしました。

中には、震災を経験していない子どももいました。

訓練に参加した小学1年生
「2011年に津波が起きた日。命を守るために(訓練をする)」

岩手県内では2月末現在、東日本大震災で関連死を含め5145人が犠牲となり1110人がいまだ行方不明のままです。