アメリカのシリコンバレー銀行が、国内で史上2番目の規模の経営破綻となりました。アメリカ政府は信用不安の払拭に努めています

FDICは10日、カリフォルニア州の規制当局がシリコンバレー銀行を閉鎖したと発表しました。

AP通信などによりますと、リーマンショックが起きた2008年以来、アメリカ国内の銀行で最大、史上2番目の規模の経営破綻です。

主な顧客である新興のテクノロジー企業の資金繰りがFRBの急速な利上げで悪化し、経営環境が厳しくなっていたということです。

経営破綻の発表を受け、イエレン財務長官は声明で「アメリカの銀行システムは強固なままであり、金融監督当局には有効な措置がある」と信用不安の払拭に努めました。10日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日に比べ345ドル急落して取引を終えています。