ウクライナ全土でロシア側による大規模な攻撃があり、あわせて11人が死亡しました。ロシア国防省は「テロへの報復攻撃だ」としています。

ウクライナの首都キーウで9日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、2人がけがをしました。西部リビウ州では住宅地にロケット弾が着弾。火災が発生し、5人が死亡しました。さらに、南部ヘルソンなどで6人が死亡しています。

IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、南部ザポリージャ原発について、攻撃で外部電源が切断されたと発表。その後、復旧しましたが、一時、非常用発電機が稼働しました。

一方、ロシア国防省は「今月2日、西部ブリャンスク州でウクライナ側が行ったテロ行為に対し、大規模な報復攻撃を実施した」としています。