旧ソ連のジョージアで、メディアなどへの弾圧に利用されると懸念されたことから大規模な抗議デモが行われた法案について、与党は一転、取り下げを表明しました。
ジョージアの与党が推進していた法案は、海外から一定の資金を受け取っているメディアや非政府組織を「外国の代理人」として登録することを義務づけ、違反すると多額の罰金を科すものです。
ロシアでは「外国の代理人」はスパイを意味し、政権にとって都合の悪い情報を扱うメディアや記者などが指定されて圧力を受けていることから、第一段階の議会審議を通過した7日には大規模な抗議デモが起き、AP通信によりますと、133人が逮捕されていました。
こうした事態を受け9日、与党はこの法案の取り下げを表明。議員たちは声明で協議の結果、法案は「社会に論争を引き起こした」として、無条件に取り下げることを決めたとしています。
一方で、“国民の一部がこの法案を誤解して「ロシアの法」というレッテルを貼った”と主張しました。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









