あの子のために せいいっぱい自分のできることを
残された家族の時間は止まったまま。
それでも清水さんはこれ以上の哀しみが生まれないよう心ちゃんと共に訴え続けます。
「年数が経てば経つだけ、人は苦しくなると思います。ただその苦しさの中にも、うちの場合はあの子のために精一杯自分の出来ることをやりながら、自分の人生を精一杯生きて、自分なりの終止符を打ちたい。」

わが子を奪われて12年。生きていれば今年、高校に進学するはずだった心ちゃん。
清水誠一郎さん「本来なら(高校)受験を迎えている年。発表があるまでドキドキする親の感覚もあったのじゃないかなと」

そして、母親は事件が風化しないようにしたいと訴えました。
清水真夕さん「娘の話を小さい女の子が亡くなった悲しいだけの話にしたくない」
残された家族は講演会などを通し、事件を伝え続けます。