過去10年で最大レベルの花粉。今年は花粉症の辛い症状に悩む人が増えていて、鼻水やくしゃみだけでなく、特に「目」に来る人が急増していると言います。

なぜ症状が多様化しているのか、意外な理由が見えてきました。


街の人は

「私そんなに目がかゆくならないんですけど、今年はかゆくなります」

「外出した時に目がかゆいなと感じます」

「朝起きた時、ちょっと目がかゆくなったら、もう目をゴシゴシしてます」

街の人たちに聞くと、今年の花粉症は、鼻だけでなく、「目のかゆみ」を訴える人が多い印象です。

鳥取県米子市内にある「ふなこし眼科ペインクリニック」では、今年は、過去最も花粉症患者が多いと言います。


ふなこし眼科ペインクリニック 船越泰作 院長

「毎年3月は忙しいが、今年は特に多い印象を受けています。大体3割増しくらいで多くなっています」

さらに今年は、例年とは違う「ある傾向」が…

ふなこし眼科ペインクリニック 船越泰作 院長

「例年ここまで症状はないという方も「目がかゆい」「異物感がある」とかなり言われます」

このクリニックでは、これまで症状がなかった人が花粉症の症状を訴え、さらに鼻水などの症状はなく、目のかゆみだけを訴える患者が半数以上を占めていると言います。

一体なぜなのでしょうか?


ふなこし眼科ペインクリニック 船越泰作 院長

「花粉が多いというのが第一だと思いますが、マスクをしていることで、鼻とかのどの方に行きにくいということもあるのではないでしょうか」

目がかゆくてしょうがない!そんな時は、どのような対策が有効なのでしょうか。

ふなこし眼科ペインクリニック 船越泰作 院長

「抗原物質を避けるというのが第一になるので、部屋に入る時は服をはたいて入るとか、まず目に入らないように保護メガネをしていただいたり、場合によっては目を洗う。目に入った花粉を洗い流してもらうことも有効だと思います」