当時の校長「津波の威力の一片を知って」
「この職員室の隣に校長室がありました、私はそこで執務をしていた。いまでも開けると(当時の)においがします」

当時、荒浜小学校の校長だった川村孝男さん(67)は定年退職し、現在は、ガイドを務めています。

震災当時荒浜小校長・川村孝男さん:
「柱にぶつかった波のしぶきが天井まで届いている。今回のリニューアルでこういった表示も増やしています。上のほうにも爪痕が残っているんですが、素通りしてしまう人が多いので、今回あえてこうした矢印をつけて、津波の威力の一片をみなさんに知っていただく」

リニューアルで表示を増やしたのは、あの日、小学校の屋上から見た現実を知ってもらいたいからです。