イランの女子校などで有毒ガスとみられる化学物質がまかれ、1200人以上が被害を訴えている事件で、イラン当局は反体制派と関係がある人物を含め、複数人を逮捕したと発表しました。

イランでは去年11月から、シーア派の聖地コムの学校をはじめ、周辺都市の女子校などで有毒ガスとみられる化学物質がまかれ、女子生徒が胸の痛みなどを訴える被害が相次いでいます。

イラン国営メディアも、これまでに1200人以上の女子生徒が被害にあっていると報じ、混乱が広がる中、内務省は7日、6つの州で複数人を逮捕したと発表しました。

ロイター通信によりますと、内務省はこのうち3人について、去年から続いている反政府デモや、海外に拠点を置く反政府メディアとの関連を確認できたとしていますが、詳細については明らかにしていません。

一連の事件をめぐり、最高指導者ハメネイ師は「意図的な犯行だった場合は許しがたい犯罪行為で、犯人は死刑を宣告されるべきだ」と厳しく糾弾していました。

一方、アメリカCBSテレビの取材に応じた反体制派の活動家は、イラン当局がデモ参加者に恐怖を植え付けるため、化学物質を散布した可能性は否定できないとしています。