日本の新たな主力ロケット「H3」初号機。鹿児島の種子島宇宙センターで打ち上げられましたが、2段目エンジンが着火せず、指令破壊信号が出され打ち上げは失敗しました。今回は高性能化した光学センサーを持つ「だいち3号」も搭載されましたが、機体とともにフィリピンの東の海上に落下しました。専門家は今後の宇宙開発への影響は大きいと話します。
歓声が一変「絶句という感じ、言葉を失った」

「日本の技術で、宇宙輸送をリードせよ」
そのかけ声に国内の技術が集結した次世代ロケット「H3」初号機。飛び立つ姿を見ていた観衆からは「わああ~やったああ~!」などの喜びの声が上がりました。

エンジンなどを製造した会社からも歓声が・・・。
田中精密工業の担当者
「本当に美しいなと、飛んでいく姿が。キレイだなと思った」
しかしその後・・・。
場内アナウンス
「ロケットはミッションを達成する見込みがないとの判断から、指令破壊信号を送信しました」

2段目エンジンに着火せず、打ち上げからおよそ14分後、指令破壊信号が出され、打ち上げは失敗しました。
田中精密工業の担当者
「絶句という感じ、言葉を失った」
会見でJAXAは・・・。

JAXA・山川宏理事長
「関係者の皆様、そして多くの国民の皆様のご期待に応えられず、深くお詫びを申し上げます」














