サクラの名所、長野市の城山(じょうやま)公園で春の風物詩となっていたのが「花見小屋」です。

公園整備の一環で存続が危ぶまれていましたが、今年は場所を少し変えて1軒が営業することになりました。

長野市城山公園の一角で、7日に行われた神事。

移転改築工事が行われている県神社庁の新庁舎の上棟式で、神社の関係者や建物の施工業者など、40人余りが参加しました。

(記者)「上棟式が行われた建物の場所には、サクラの季節に花見小屋が建てられていた。今年はこの場所が貸し出されることとなった」

神社庁は現在、城山公園の北側にありますが、公園一帯の整備の一環で、従来は花見小屋が設けられていた市の所有地へと移転。
神社庁の跡地は市が所有し、公園になる予定です。


花見小屋は毎年、期間限定で長野市から土地を借りて営業し、春先の風物詩となっていましたが、神社庁の移転で今後の存続が危ぶまれていました。

しかし、すぐ近くで小屋の営業ができることになり、今年は市内で飲食店を営む1軒が出店を決めました。

(花見小屋を出店する飲食店・齋藤幸代社長)「存続できるかどうかという時に『何とか頑張ってほしい』という声を多くいただいていたので、とにかく出店できてよかった」
4年ぶりの花見小屋復活と聞いて、市民からも「コロナが関係なければ来たい」「友だちと来たい」などの歓迎の声が…。
(齋藤社長)「コロナがこれで明けるというような明るい状況でもあるので、とにかく4年ぶりなので花見を楽しんでほしい」


城山公園の花見小屋は、サクラの開花に合わせて4月上旬から18日間の営業を予定しています。