冬山は天気の急変に要注意
この日、麓の天気予報は晴れで風も弱い予報でしたが、高層の天気は全く別物です。

標高1200メートル超えると、一気に風が強くなってきました。ここが一番の難所。7合目の「油コボシ」。とにかく慎重に登ります。

常に強い風が吹く山頂付近では、目印の旗竿が変身。
強風に吹かれて、まるで樹氷のように凍ってしまっていました。
ようやく山頂へ 名物“エビのしっぽ”って何?

そして、スタートから5時間半、ようやく山頂に到着です。それにしても、風が強くなってしまいました。
この二王子岳の山頂には、この時期にしか見られないという風景があるそうです。

「有名ですよね、“エビのしっぽ”。鐘がついているが、冬は外してある。高さも4、5m位、雪が結構ある」

“エビのしっぽ”とは、二王子岳の頂上を示す“アーチ”が強風で凍って、まるでエビのしっぽのように見えることから名づけられたんだとか。

雪のない時期の山頂で見られる二王子岳の名物「青春の鐘」。たびたびミュージックビデオなどにも取り上げられますが、これが冬に積雪や強風による凍結で“エビのしっぽ”への姿を変えるのです。