いよいよ今週木曜日、9日に開幕するWBC。侍ジャパンのショートで、大分出身の源田壮亮選手はゴールデングラブ賞に去年まで5年連続で輝いています。その華麗な守備のルーツはソフトボールにありました。

木曜日の開幕戦に向けて強化試合を重ねる侍ジャパン。先週金曜日の中日戦では大分市出身の源田壮亮選手がスタメンでフル出場。難しい打球も逆シングルで難なく処理しショートゴロ。安定した守りを見せました。

観客を魅了する守備の原点は小学校で始めたソフトボール

「たまらん」ともいわれる源田選手の代名詞は冷静で華麗な守備。その原点は、小学2年生から始めたソフトボールにありました。

小学生時代の源田

当時から監督を務め、源田選手も指導した小代さんは野球との違いについてこう語ります。

(当時から監督を務める・小代満之さん)「絶対軟式野球よりソフトボールをやる方が良いです。内野手は特に。塁間が短いから、捕って速く投げるのだけ集中的に教えました」

ソフトボールは野球のグラウンドよりコンパクトで、塁間が短いのが特徴。特に内野ゴロでは素早くスローイングしなければアウトを取ることができません。「捕ってから速く」この意識が堅実なプレーの礎を築きました。

源田選手が育ったグラウンドで今も白球を追う後輩たちも日本を代表する先輩に憧れています。

(後輩たち)「カッコいいし、守備が上手い」「二遊間のところを全部捕っているのがスゴイ」

「小学校から守備はずば抜けてうまかった」

子どもたちのために源田選手が去年から主催したソフトボール大会。その開会式で1打席勝負をするなど親交の深い井原さんは、小学生時代のチームメイトをこう振り返ります。

第1回 源田壮亮カップ

(小学生時代のチームメイト・井原晴己さん)「守備に関しては当時から、ずば抜けて上手かったですね。日本を代表するような人になるのは相当な努力もあったと思うんですけど、誇りですよね」

大分から羽ばたき、日の丸を背負う源田選手。侍ジャパンに欠かせない守りの要として世界一を目指します。