安倍政権下で当時の総理補佐官が“放送法の事実上の解釈変更”を求めた経緯が記されたとされる資料について、松本総務大臣は「すべて総務省の行政文書であることが確認できた」と明らかにしました。
放送法における「政治的公平」について政府は、「一つの番組ではなく放送事業者の番組全体を見て判断する」と解釈してきました。
立憲民主党の小西参院議員が公表した文書では、2014年から15年にかけ、当時の安倍政権のもとで礒崎総理補佐官が報道番組でコメンテーター全員が同じ主張をしていたとして問題視し、「1つの番組でもおかしい場合があるのではないか」と、総務省に対して放送法の事実上の解釈の見直しを求めたとしています。
松本剛明総務大臣
「小西議員が公開した文書については、すべて総務省の行政文書であることが確認できました」
松本総務大臣はきょうの会見で、すべて行政文書であることを認めたうえで、午後にも公開すると明らかにしました。一方、内容については一部正確性が確認できない部分もあるとして、引き続き、精査・確認を進めているとしています。
岸田総理はきのう国会で、放送法についての政府の解釈は変わっていないとして、報道の自由への介入にはあたらないとの認識を示しています。
注目の記事
【全文掲載】高市早苗総理 初の所信表明演説 物価高対策に経済成長、外交・安全保障など詳しい政権運営方針 人口政策・外国人政策も

「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿

「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】

うどんを食べて育った「讃岐うどん雲丹」?!不思議な “食事シーン”をご覧あれ 水産科の高校生が飲食チェーンと共同研究し商品化【香川】

『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

父親の腎臓を移植した男性 “使命感で” 体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発…「お父さんが危ない」次に命をつないだのは-









