当選後もドバイに滞在し、一度も国会に出席していないガーシー参院議員。8日に参議院本会議での「陳謝」が求められています。ガーシー議員は5日に配信した動画で、帰国のための飛行機は手配してあるとしつつも「ギリギリまで考えさせて」と発言。その後、向かったのは日本とは反対方向の大地震が発生したトルコでした。「避難所に行って救援物資を配る」というガーシー議員は、8日の帰国に間に合うのでしょうか?

ガーシー議員 トルコへ… 帰国は「きょうの夜に決断する」

日本時間午後9時、その姿はトルコで発生した大地震の被災地・ハタイにありました。
6日、トルコに入国したガーシー議員は自身のSNSで、ここで支援活動を行うと説明していました。

ガーシー参院議員(日本時間6日午後3時頃 インスタグラムより)
「きょうはとりあえず被災地を回ります。ここまで来て今のトルコの状況を全く伝えないのはおかしいと思うから、ちゃんと行こうということで。避難所に行って買いためた救援物資を配ろうかなと思ってます」

2022年7月の参院選当選後もドバイに滞在したまま、一度も国会に登院していないNHK党のガーシー参院議員。8日午前10時からの参院本会議で、懲罰処分である「議場での陳謝」を行うことが決まっています。

ガーシー議員をめぐっては、動画投稿サイトを通じて著名人らに対する脅迫などの疑いで、警視庁が任意の事情聴取を要請していました。そのためガーシー議員は…

「帰国したら不当に逮捕される恐れがある」

帰国については「ギリギリまで考える」としていましたが、トルコに出発する直前、ガーシー議員は、自身のSNSでこう話していました。

ガーシー参院議員
「髪の毛も謝罪に行くつもりでちゃんと黒くしました」

しかし、この投稿から約25時間後、トルコの被災地近くで行ったライブ配信では…

ガーシー参院議員
「現地に行ってみて何がほしいか聞いて、また明日の午前中に持っていけたらと思うんですけど」

帰国するのか、しないのか。日本時間午後6時、被災地に到着したガーシー議員本人に帰国の意思を尋ねました。

ガーシー参院議員
「明日(7日)は午前中に避難所を回ろうと思っています。むちゃくちゃ朝早くですけど。きょうの夜には帰国を決断するので、帰国しないとなったら明日ゆっくり1日かけて(被災地に)行きますけど」

――明日の朝一なら帰国は間に合う?

「そうですね。一応ギリギリで」

現地時間の6日夜に帰国についての意向を示すと明らかにしました。8日、国会にガーシー議員は姿をあらわすのか。
JNNの最新の世論調査で「議場での陳謝」の処分について聞いたところ、「妥当だ」は39%、「重すぎる」は5%、「軽すぎる」は49%でした。