最も近い観測地点の大泉の1日の平均気温は2023年1月は0.3℃、で平年値を0.5℃上回り、2月は平年を0.8℃上回る1.4℃でした。

この気温の高さから氷の製造量は例年に比べ2割ほど減少し、およそ160tにとどまったということです。

さらに電気代高騰も経営の追い打ちに。

出来上がった氷は24時間稼働させている冷凍庫で保存していますが、2022年の6月に比べ電気代が5割近く増加しました。

高橋さん:
電気代の影響は大変です。冷凍庫自体が5割~6割くらいは普通に上がってきている。(商品の金額は)去年通りで行こうと思っているが、このまま電気料金が下がらないようであれば、来年は値上げせざるを得ないところまで追い込まれている。

製造量の減少や経費の圧迫。

八義は製造場所をさらに気温が低い地域に変更することも選択肢に入れているということです。