3月6日は二十四節気の一つ、啓蟄です。
冬眠していた虫たちが目覚める頃といわれています。

山梨県内で暖かさが続く中、北杜市では天然氷の製造が例年より早く切り上げられるなど、高い気温による影響が出ています。

6日の山梨県内は高気圧に覆われた影響で晴れ、最高気温は南部が17.1℃、甲府が16.9℃、河口湖が11.2℃などと各地で3月下旬から4月上旬並の気温となりました。

暖かい日が続く中、この高い気温による影響を受けている業者があります。

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八義蔵元 高橋秀治さん:
ご覧のように水が全くはっていない状態になっていまして、10日前くらいから気温が上がっていて、今年の氷づくりは終いになっている。

山梨県北杜市高根町で天然氷を製造・販売する八義です。

天然水で氷を製造

こちらでは、屋外の施設に天然水をためて凍らせる方法で天然氷を製造しています。

しかし例年3月上旬のこの時期までやるはずの氷づくりを、2023年は10日ほど早い2月末で終えました。

高橋さん:
氷づくりの場合すごく冷えるとかは関係なくて、だらだらと冷えているのが大事。マイナスの時間帯が13~14時間は最低でも欲しいが今は6~7時間で、今年は寒いときは寒い、温かいときは春のようなポカポカ陽気で上下動が激しい。そういう風になると、天然氷の商材に関してはいい気候ではない。