長野県の消防防災ヘリが墜落し、9人が死亡した事故から6年となった5日、松本市で追悼式が行われました。

松本市にある慰霊碑の前で行われた式には、遺族や消防関係者などおよそ50人が参列しました。

事故が起きたのは2017年の3月5日、訓練に向かっていた消防防災ヘリ「アルプス」が松本市の山中に墜落し、9人が死亡しました。


式で阿部知事は、「あなた方は今も県民の誇りであり続けている」などと追悼の言葉を述べました。


(須山勇貴消防航空隊長)「1年間、無事運航できたことの報告と、新たな決意で安全運航を継続していきますということを誓わせてもらった」


事故を教訓に県は、操縦士2人による「ダブルパイロット」制を導入し、今年度は36人を救助しています。