去年、ノーベル平和賞を受賞したベラルーシの人権活動家に対し、ベラルーシの裁判所は、ルカシェンコ政権への抗議デモを組織したなどとして懲役10年の判決を言い渡しました。

ベラルーシの首都ミンスクの裁判所は3日、人権活動家のアレシ・ビャリャツキ氏に対し、2020年の大統領選をめぐるルカシェンコ政権への抗議デモを組織し社会秩序を乱したなどとして懲役10年の判決を言い渡しました。

ビャリャツキ氏はおととしの7月から拘束されたままで、今年1月から始まった裁判では無罪を主張していました。

彼が創設した人権団体「ビャスナ」の他のメンバー3人も懲役9年から7年の有罪判決が下されています。

ビャリャツキ氏は、ウクライナとロシアの人権団体とともに去年のノーベル平和賞に選ばれ、授賞式には拘束されているビャリャツキ氏の代わりに妻が出席していました。