ひな祭りに“ハロウィン”? 岐阜の“がんどうち”とは
そしてもう1つは、ハロウィンそっくりなひなまつりのイベント“がんどうち”です。
「がんどうち」が行われているのは、岐阜県下呂市の一部地域です。子どもたちがご近所の家を訪ねて、お家のひな人形を見せてもらいます。そして玄関先に置いてあるお菓子をもらっていいのです。ハロウィンに似てますよね。
ですからこの日は、玄関の鍵を開けておいてくれるお家も多いのです。そんなときには勝手にお菓子だけ持っていっても大丈夫だそうです。おもちゃを置いてくださるお家もあって、子どもたちにとってはまさに夢のような1日なのです。
不思議な言葉「がんどうち」の「がんど」=「強盗」、「うち」=「する」と「強盗する」というところからきてるそうです。
「がんどうち」の日は、学校は1時間早く終わって、午後3時~午後5時の間にお家を訪問するのが普通。この日は特別なので、家の鍵を開けて子どもたちを待っているところもあるそうです。
この時期は、お菓子が通常の2倍と大変売れます。
「がんどうち」の始まりは、南飛騨馬瀬川観光協会によると、女の子のいる家が娘が良い婿にもらわれて欲しいと男の子にご馳走を振る舞ったのが始まりだったそうです。(所説あり)
今日の「がんどうち」の戦利品を見せてもらうと、床いっぱいのお菓子。

くれあちゃん7歳は100軒もお家をまわったそうです。100軒の家全てにおひなさまがあって、お菓子を準備してくださっていて素敵ですね。くれあちゃんは「これでも少ない」と言っていたそうです。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
楽しそう。これがどんどん全国に広がるといいですね