愛媛県はすべての県立病院で本来は消費税がかからない施術に誤って課税していたと発表しました。対象の患者はおよそ2万人総額はおよそ1000万円に上ります。

県によりますと、誤って消費税が徴収されていたのは本来は非課税で行われる「乳房マッサージ」と呼ばれる施術です。

この施術は妊婦の母乳を出やすくするため出産前後に行われるもので、全ての県立病院で、2006年4月から、今年1月までのおよそ17年間にわたり、100円から240円の消費税を含んだ料金を患者から徴収していました。

県は1991年に国から乳房マッサージが非課税となる内容の通知を受けていましたが、県立病院が、それを確認できていなかったと説明しています。

誤って徴収された消費税の総額は、およそ1000万円で、対象の患者はおよそ2万人に上ります。

県では、対象患者の特定調査が終わり次第、すみやかに返金するとしています。