高知市が、桂浜にある高知灯台の管理などを行う協力団体に指定されました。高知県内では初めての指定で、今後、展望台の設置など、観光振興にも活用されます。
高知市が指定されたのは、海上保安庁がおととし11月に始めた、「航路標識協力団体」です。灯台を管理するのは海上保安庁ですが、協力団体に指定されるとそれ以外の団体が観光振興などの目的で灯台を活用することができます。高知市が活用を考えているのは桂浜にある『高知灯台』。1883年に県内で初めて設置された歴史のある灯台です。桂浜公園のリニューアルなどをきっかけに観光客の増加が見込まれていることから、高知市は、灯台前の広場に展望台を設置するなどして、さらに魅力的な観光地にしていきたい考えです。協力団体の指定は、県内で初めてです。

(高知市 岡﨑誠也 市長)
「(高知灯台は)桂浜の新しい名所になることは間違いないので、非常にいいタイミングで指定をいただいて本当によかった」
(高知海上保安部 大井良司 部長)
「高知灯台もですけれど航路標識がこの場所にあると知っていただけていない現状がありますので先ず地域にある灯台を地元の人に認識できるよう取り組んでいく」
高知市は4月以降、灯台周辺の柵を新しくするなど、整備を進める方針で、展望台は秋ごろに設置したい考えです。
