「こんにちは」「おひなさま弁当です」


長野県茅野市では85歳以上の高齢者に「ひなまつり弁当」が配られました。
高齢の夫婦を訪ねたのは「ちの地区ボランティアの会」のメンバーで、「お元気ですか?」と声をかけながら弁当を手渡しました。


地元の和菓子店が作ったあんこ、ずんだ、くるみ味の3色おはぎにどら焼きを添えた春らしいお弁当です。


(河合民子さん85歳)「うれしいです。もう本当にね…皆さんご苦労してもらって…長生きしなきゃ」
桃の節句に合わせて弁当を配る活動は、茅野市中心部のちの地区で20年以上にわたって続けられていて、この日を楽しみに待っているという人もいるそうです。

きょうは天気も良く、縁側でさっそくほおばる夫婦も。
(石田孝さん86歳)「おいしい。ベリーグッド。きょうも中央病院から帰ってきてちょうどこんなおいしいものに間に合ってよかった」


弁当の手渡しにはお年寄りの安否確認の意味も込められていて、ボランティアの会では6日までにおよそ480人に季節の味を届けることにしています。