財務省は去年1年間に税関で差し止められた知的財産を侵害する輸入品が3年連続で2万5000件を超えたと発表しました。

サッカー日本代表のユニフォームやブランド品の数々。人気のアニメグッズや薬まであります。

これらはすべて、去年1年間に税関で差し止められた知的財産を侵害した「にせもの」で、2万6942件ありました。前の年と比べて4.7%減ったものの、3年連続で2万5000件を超えていて、引き続き高い水準です。

国別では中国が75.9%、件数にして2万461件と最も多く、次いでベトナム、台湾などとなっています。

権利別でみると、偽ブランド品などの「商標権」を侵害している物品が2万5705件、次いで偽キャラクターグッズなど「著作権」を侵害している物品が841件などとなっています。

使用することで、健康や安全を脅かす危険性のある医薬品や電気製品、たばこなどの輸入差し止めも続いていて、財務省などでは引き続き注意を呼び掛けています。