3月3日は、ひな祭り。
飯山市では、様々な時代のひな人形の展示や季節感じるスイーツで桃の節句を楽しむことができます。

(古畑あずみキャスター)「飯山市ふるさと館では様々な時代の雛人形が、この場所を春らしく華やかに染めています」

飯山市ふるさと館には、地域の人から寄贈された270体のひな人形が展示されています。
館内でもっとも古いのは江戸中期の「享保雛(きょうほうびな)」。面長な顔立ちと切れ長の目が特徴的です。

御殿の中に、小さなひな人形を飾る形式の「宮殿雛(ぐでんびな)」は、段かざりが主流になる前、大正から昭和初期にかけて流行しました。

目を引くのは8段かざり。幅6メートル、高さ3メートル以上あり、人の手によって受け継がれてきたたくさんのおひな様が飾り付けられています。

(飯山市ふるさと館・山本伊都子さん)「ようやく春が来ておひな様たちとも一年ぶりに会えるイベントなので、たくさんの人に来ていただけると嬉しい」
このほか、市内の本町商店街でも、18の店舗でひな人形を見て楽しむことができます。

(古畑キャスター)「おひな様を見た後、飯山市ではスイーツでも季節を感じることができます」

人気のケーキ店、パティスリーヒラノ。春限定のおすすめケーキは、「サクラロール」です。
カフェでも食べることができ、サクラの葉がスポンジに練り込まれていて、口いっぱいに春の香りが広がります。


ショーケースには、ひな祭り仕様のフルーツタルトや2段ケーキなどひな祭り限定の商品も!
去年よりも注文が多く、3日は30台もの予約が入っていて、きょうは一足早く購入するお客さんもいました。
(お客さんは)「みんなでおいしいものを食べて桃の節句をお祝いします。(子どもには)いつまでも仲良し姉妹でいてほしいなと思っています」
子どもの健やかな成長を願う「桃の節句」。いろいろな楽しみ方がありそうです。