南米アルゼンチンで大規模な停電が発生し、一時、人口の半数近くが影響を受ける事態となりました。

地元メディアによりますと、現地時間の1日夕方、首都ブエノスアイレス郊外にある送電線で発生した火災による影響で原子力発電所が稼働を停止。一時、国全体の需要のおよそ4割にあたる電力の供給が停止し、ブエノスアイレスの一部を含む、多くの都市で停電が発生しました。

列車や航空便の遅れが出たほか、断水が発生したところもあり、人口の半数近くに相当するおよそ2000万人が影響を受けました。

また、この日、ブエノスアイレスは35度を超える猛暑で、多くの人が冷房などを使用したため電力使用量が急増していました。