酒気帯び運転の疑いで2月に逮捕された愛媛県内子町の係長が、町の聞き取り調査に、勤務日だった当日の昼休みに役場の駐車場で飲酒したと話していることがわかりました。

内子町では2月27日、税務課に所属する西岡裕係長(60)が酒を飲んで乗用車を運転したとして、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。

町の聞きとり調査に対し、西岡係長は昼休みに役場の駐車場に止めていたマイカーの中で缶酎ハイ2本を飲んだあと勤務に戻り、勤務を終えて帰宅する直前にも同じ酒を1本を飲んだと話しているということです。

勤務日の昼休みに酒を飲み運転した理由について、西岡係長は「魔が差した」と話していて、周りの職員も飲酒に気付かなかったということです。

また町は、西岡係長が過去にも勤務後、車内で飲酒し帰宅していたことを明らかにしました。

内子町 小野植正久町長
「2~3年前、仕事が終わって帰るときに一度飲酒をしたということは言っていた。車の中でございます。もってのほかだと思っている。飲酒をしながらの業務ですのであり得ないと思っている」

町は今後、懲罰委員会を開き処分を検討するとともに、職員に対する飲酒状況の確認を厳格化するなど信頼回復に努める考えです。