理由について、地権者が既に新たな土地利用を計画していることなどを挙げました。

青木島遊園地をめぐっては、「うるさい」という一部住民の苦情などから市が今月末で廃止する方針を固めていましたが、住民から存続を求める声が相次ぎ、市長が再検討していました。
市は公園を4月末までに廃止し、代替案として、近くの小学校の校庭を開放し遊び場を確保する方針です。
また、公園を利用してきた近くの児童センターを小学校の敷地に移すことも検討したい考えです。
公園の廃止方針に存続を求めてきた住民は…。

「長野市に不信感しか感じない。子育てしていくこれからの私たちとしては」「廃止の理由みたいなのがなんだか後付けで出してきたような感じで」
公園の存続を求めて署名活動などをしてきた子どもを守る会の小嶋小百合(こじま・さゆり)さんは、地権者の意向は尊重すべきだとした一方で、地元住民への説明が遅かったのではと指摘しました。

(小嶋小百合さん)「当初から廃止ありきで話が進んでいたのであれば、残念なことだなと思っている。民意を届けるというのは難しいんだなと痛感した」
様々な意見が飛び交う公園の廃止問題。
荻原市長は取材に、これまでの進め方に、反省点があると述べました。

(荻原市長)「情報をしっかり地域の皆さんにお示ししつつ課題解決ができなかったというのは、今更ながらですけども反省しなければならないと思っています」