視覚障がい者の踏切内での事故を防ごうと目の不自由な人を誘導する点字ブロックが1日、愛媛県松山市の踏切に設置されました。

松山市千舟町の国道56号を横切る伊予鉄道高浜線の踏切内に設置された点字ブロック。

歩道上に点状の凹凸がある白のブロックと線状の凹凸がある黄色のブロックを置くことで位置を知らせます。

国土交通省は、去年4月に奈良県で目の不自由な女性が踏切内で列車にはねられ死亡した事故を受け、全国の踏切内でこうした対策を進めています。

道路側に設置された点状の凹凸がある白のブロックは従来の道路の点字ブロックに比べ点の数を多くするなど、気付きやすくしたということです。

(松山河川国道事務所道路管理第二課・川田憲男課長)
「今後も視覚障がい者団体に意見を聞きながら必要に応じて整備していく」

国土交通省によりますと県内で国道の踏切内にこの点字ブロックが設置されるのは初めてで、今月、近くの伊予鉄道郡中線の踏切にも設置される予定です。