机の上で簡単に『頭数減らせば牛乳減る』は酪農家としては受け入れがたい

 返済を抱える中での増産から減産へという突然の方針転換。京都府では現状、生産抑制を回避できそうだといいますが、政府の方針に谷さんは『はしごを外されたようだ』と困惑しています。

 (谷牧場 谷学さん)
 「(牛の)あの目を見て、国の政策で『淘汰を推奨していますよ』と言われても、やっぱり命なので。机の上で鉛筆をなめて簡単に『頭数を減らしたら牛乳減るね』とか『また足りなくなったら頭数を増やそうね』とか、そういうのはちょっと酪農家としては受け入れがたい」

 二転三転する政策に翻弄される酪農家たち。3月1日に始まる減産政策で酪農業界の未来はどう進んでいくのでしょうか。