年に2回しかお湯換えをしなかった理由 “水質はかなりいい”と思い込み…
なぜ年に2回しかお湯を取り替えなかったのか。
社長は「水質は良い」と思い込んでいたといいます。

大丸別荘 山田真 社長
「(1日)100トンばかりのお湯を浴槽に入れておりますので、ろ過循環装置もありましたので、水質はかなり良いだろうという気持ちで」
大浴場の湯量は25トン。ここに毎日100トンの源泉を入れているため、単純計算で“1日に4回入れ替わっている”との認識だったというのです。
しかし専門家は、お湯を替えただけでは衛生状態を保てないと指摘します。

入浴施設衛生管理推進協議会 新道欣也 九州支部長
「岩風呂ですと、でこぼこしています。そこに汚れ、ぬめりが発生しやすいです。生物膜と言いますが、その中でレジオネラ菌が増殖するということになります」
福岡・筑紫野市の温泉施設「天然温泉 博多湯」では、毎日お湯を抜いて、浴場の掃除を行っているといいます。

博多湯 江藤大和さん
「たわしを使って隅々まで、(岩のくぼみなど)隅々まで洗っています」
大丸別荘の山田社長は、退任する意向を示しています。














