スポ少「軟式野球」団員数 10年で30%減少


児童数は減少傾向とは言え、住吉小学校は令和4年度の児童数がおよそ600人で、米子市内でも児童数2位を誇ります。しかし、現在の団員は3年生6人と1年生1人の合計7人だけ。このままでは試合に出ることもできません。

1980年代には、住吉小だけで3チームを作り、それでも試合に出られない補欠選手もたくさんいたほどです。しかし今は…

住吉野球スポーツ少年団 石賀真吾 監督

「何をやるにしても順番がすぐ来ちゃうので、子どもらの体力が持たないです。短い時間で集中して、休む時は休んでという感じでやっています」


このように、団員不足に悩む少年野球チームは少なくありません。

日本スポーツ協会のスポーツ少年団登録情報によると、鳥取県の「軟式野球」の団数・団員数は、2011年度が55団体934人だったのに対し、2021年度には42団体657人となっていて、10年で団員数は30%も減っています。

こうした背景として、どのようなことが考えられるのでしょうか。


住吉野球スポーツ少年団 景山徹彦 団長

「子どもの人数が減っているのもあるんですけど、習い事のすそ野が広がっていって、色んな選択肢があるという状況です。その中で野球の不人気というのもあり、そうしたことで減っているのかなと感じます」