27日、酒気帯び運転の疑いで逮捕された愛媛県内子町の係長が、退勤する際のタイムカードを押した8分後に警察の検問を受けアルコールが検出されていたことがわかりました。
内子町は勤務中に飲酒が無かったかなどを調査する方針です。

内子町税務課の係長・西岡裕容疑者(60)は、酒を飲んで乗用車を運転したとして、27日、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されています。

西岡容疑者の呼気からは、基準値の6倍にあたる1リットルあたり0.9ミリグラムのアルコールが検出されていました。

西岡容疑者は午後5時25分ごろに警察の検問を受け、その後逮捕されましたが、内子町によりますと、その8分前の午後5時17分に勤務を終えたことを示すタイムカードを押していたということです。

内子町は「飲酒の経緯は本人に確認してみなければ分からない」とした上で、今後、勤務中の飲酒が無かったのかなど、調査を進める方針です。

職員の逮捕を受けて小野植正久町長は「深くお詫び申し上げます。状況等が分かり次第厳正に対処してまいります」とコメントしています。