岸田総理は国会で、同性婚を法的に認めないのは差別ではないかと問われ“差別にはあたらない”との認識を示しました。

共産党 宮本徹衆院議員
「国が同性愛者を差別している、こういう認識はございますか」

岸田総理
「少なくとも同性カップルに公的な結婚を認めないことは、国による不当な差別であるとは考えていません」

共産党 宮本徹衆院議員
「当事者の皆さんのお話、何を聞いたんですか。婚姻の平等を実現してほしいという話を聞いたんじゃないんですか」

総理が強調したのは、「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」との憲法の規定です。

総理は、この規定は同性同士の結婚を想定していないとの政府の考え方を示し、この考え方に基づけば、同性婚を認めないのは差別にはあたらないとの認識を示しました。そのうえで、同性婚制度の導入については今後も議論をしていきたいとしました。