2022年8月の大雨被害の影響で運休している青森県外ヶ浜町の蟹田と三厩を結ぶ津軽線について、JRは鉄道を維持するための費用として沿線の自治体が約4.2億円を負担する1つの試算を示しました。

27日に開かれた地域交通検討会議には外ヶ浜町や今別町の関係者、JR東日本の職員などが出席し、大雨被害で運休している津軽線の蟹田~三厩間の復旧や存続について話し合いました。

JRは鉄道を維持するために、12の先行事例を紹介。線路や信号の保守を自治体がJRに代わって行う「上下分離方式」を例示しました。
この方式を採用した場合、2019年度の収支に当てはめると負担する経費が約4.2億円になることを説明しました。

次の検討会議は3月下旬に開かれ、鉄道維持の費用負担などについて話し合われます。