ロシアと同盟関係にあるベラルーシの空軍基地で爆発があり、駐留するロシア軍の軍用機が損傷したとベラルーシの反体制派団体が発表しました。

ベラルーシの元治安当局者らでつくる反体制派団体は26日、SNSを通じて、首都ミンスク近郊にある空軍基地で2回爆発があり、駐留するロシア軍のA50早期警戒管制機が損傷したと主張しました。

そのうえで、爆発について、ロシア軍の駐留に反対するベラルーシ人による無人機を使った破壊工作との見方を示しています。

これまでのところ、ロシアとベラルーシの国防省は爆発について発表しておらず、ロシアのペスコフ大統領報道官は27日、「言うことは何もない」と述べています。

ベラルーシはロシアによるウクライナ侵攻でロシア軍の出撃拠点になっていると指摘されています。

こうした中、プーチン大統領は27日、軍の特殊部隊を祝う日にあわせてビデオメッセージを公開。「特別軍事作戦などにおいて、ロシア国民や我々の領土をネオナチの脅威から守っている」と述べ、侵攻に参加する兵士らをたたえました。